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FAQ【よくあるご質問と回答】

A:ラスタ・ベクタ変換
Q1 : VP HybridCADソフトのラスタ/ベクタ変換(R2V)は他社製品と比べるとどの点で優れているのですか?
Q2 : VP HybridCADシリーズ製品の中でラスタ/ベクタ変換 (R2V)機能が優れているのはどの製品ですか?
Q3 : VPHybridCADを使用した場合、生産性はどのくらい改善されますか?
Q4 : VP HybridCADのラスタ/ベクタ変換はどんな機能ですか?
Q5 : 多数のファイルを1度にベクタ変換できる機能はありますか?

Q1: VP HybridCADソフトのラスタ/ベクタ変換(R2V)は他社製品と比べるとどの点で優れているのですか?
A:
速さ、信頼性、生産性, 費用対効果および操作性に優れているといえます。 VP HybridCAD ソフトウェアはユーザがスキャンした図面を最終的なCADファイルへと仕上げるために必要な多種の編集ツールを備えており、 他社製品に比べ再描画の実行は最小限で済むようになっています。
スタンドアロンタイプは、ユーザが使用しているCADソフトの種類に関らず図面を互換性のあるベクタフォーマットに変換できます。 AutoCADアドオンタイプは全てのAutoCAD製品に対応していますので幅広いユーザにご使用頂けます。
Microstationをご使用の場合、VP HybridCAD製品でスキャンした図面を直接DGNに変換することができますので、 Microstationアドオン製品を使用するよりもより一層の生産性向上およびコストの削減につながります。ご使用のCADソフトに関らず、VP HybridCADは図面をDXF または IGESフォーマットへ変換することができます。
Q2: VP HybridCADシリーズ製品の中でラスタ/ベクタ変換 (R2V)機能が優れているのはどの製品ですか?
A:
これはユーザがどのように変換機能を使用するかによって異なります。つまり変換する図面の枚数、サイズおよびフォーマットによって異なります。
サイズの小さなフォーマットの変換(A3サイズ以下)の場合はVPlite をお勧めします。ダイレクトスキャンが可能であったり、DXF, DWG, DGN, および IGSへのベクタ出力等を含むより充実したラスタおよびベクタ編集機能が必要なら、 VPstudio monoをお勧めします。膨大な量のファイルを変換したり、カラーおよびグレースケール編集が必要な場合はVPstudioが最適です。
Q3: VP HybridCADを使用した場合、生産性はどのくらい改善されますか?
A:
アメリカでの実績では、VPstudioをインストールしたことにより、これまでの手動トレース法に比べてラスタ/ベクタ変換の生産性が 80%も向上したという報告があります。しかしこうした時間の削減は、扱う図面の質や、スキャニングの知識、トレーニングの有無そして一番重要なのはVP HybridCADソフトを最大限使いこなせるかどうかに関ってきます。明らかに図面の質が劣悪である場合、より時間がかかってしまいます。米国国防総省でのテストによると、VP HybridCAD を使用した場合、手動変換およびトレーシングに比べ、生産性が30%-95% 向上したとの結果が出ています。
Q4: VP HybridCADのラスタ/ベクタ変換はどんな機能ですか?
A:
自動ベクタ化機能を搭載しているVP HybridCAD製品は: VPstudio, VPstudio monoおよびVPliteです。
これら製品はVPstudioのベクタ変換機能を使用しています。
自動ベクタ化を実行する前に必要な図面をきれいにするため、ラスタ編集は実に重要な機能です。 これを実行しなければゴミデータもすべてベクタ化されてしまいます。
ラスタ編集の主な機能には斑点除去、回転、歪曲補正、スケール、ラバーシートおよび新規ラスタデータの追加または不要な画像データの削除があります。 自動ベクタ化は実に簡単でアイコンをクリックするだけで完了です!
ただしベクタ化の最初の段階では目に見えるローデータ(単なるポリライン)を作成します。
これはVP製品でのみ可能な処理です。変換操作はここで一旦停止され、ユーザはポストプロセスパラメータの設定および線幅ごとの画層割り当て処理を行います。 この処理はリアルタイムで、ラスタ幅別にベクタ要素をそれぞれの画層に分別します。 これにより、GISアプリケーションでは基準等高線(通常幅の広いラスタライン)を別の画層およびカラーに分けることができるようになります。これを"ポストプロセス設定"といいます。
この設定内で、ラインの直線化、円および円弧認識、テキスト(OCR)、矢印、ハッチパターン等のポストプロセスパラメータを定義します。
パラメータ設定内容は保存して、後日同様の図面を使用する際に再度使用することができます。
自動ポストプロセスが終了すると長い線分が認識され、途切れた箇所がつながり角度が訂正されます。短いポリラインが沢山あるのではなく、円は円に、円弧は円弧にきちんと認識されているはずです。認識が可能なテキストは編集可能なCADテキストに変換されます。ブロックを作成(属性も持てます)したりシンボル検索も可能です。 データの損傷が激しい図面の場合、ベクタ編集ツールアイコンをクリックするだけで、寸断されたライン、円、テキスト等を結合させることができます。完了したら、そのベクタデータをDXFまたは DWG, DGN, CGM,および IGSにエクスポートします。
すべてのVP HybridCAD製品はラスタ/ベクタ混在ファイルとして保存できるRasterDWG を提供しています。
Q5:多数のファイルを1度にベクタ変換できる機能はありますか?
A:
“バッチマネジャー”を使用します。
個々のファイルに対し、ベクタ化のパラメータ、保存方式、出力先フォルダを指定しておけばあとは機械的に処理を実行します。
ラスタ編集(自動クリーン、斑点除去、傾き補正)の設定も可能です。
ファイル枚数の制限はありません。マシンのスペックに依存します。(対象製品:VPStudio/VPstduio mono)
B:ハードウェア
Q1 : スキャナはどのタイプをサポートしていますか?
Q2 : VP HybridCADソフトに最適のPCは?

Q1: スキャナはどのタイプをサポートしていますか?
A:
VPliteを除くすべての製品は大型フォーマット図面をサポートしています。(VPliteはA3サイズ以下の図面変換をサポートしています。)
VPソフトでのスキャニング推奨dpiは 300-400 dpiです。大型フォーマット図面の場合、500 dpi 以上(オプティカルおよび出力解像度 ) の解像度であってもベクタの質、精度に差はありません。画像ファイルサイズが大きいと変換処理に時間がかかってしまいます。
VPシリーズ製品がサポートしているスキャナはContexおよびTwain対応スキャナー です。
Q2: VP HybridCADソフトに最適のPCは?
A:
速ければ速いほどいいでしょう。RAMメモリについても様々ですが、大型フォーマット画像を扱う場合最低でも512 MB必要です。
VPstudio または VPrasterでカラーファイルを使用する場合は1GB以上を推奨します。
C:アプリケーション
Q1 : VP HybridCADはどの様な種類の図面に使用できますか ?
Q2 : デモ版 VP HybridCAD CD で何ができますか ?
Q3 : 日本語OCRには対応していますか?
Q4 : ラスタの画層分けはできますか?
Q5 : 解像度変更はできますか?
Q6 大型ラスタファイルをマージ又は回転させるとプログラムが強制終了するのは何故ですか?
Q7 スタンドアロンタイプ(VPStudio/VPstudio mono/VPraster)で動作させた場合、ロードされたベクタファイル(DXF, DWG, DGN, CGM)のエンティティが無くなったり正しく表示されなかったりするのは何故ですか?
Q8 ギリシャ人の絵は何を意味しているのですか?

Q1: VP HybridCADはどの様な種類の図面に使用できますか?
A:
VP HybridCADは建築、機械、エンジニアリング、マッピング及びGIS分野のアプリケーションの主な図面フォーマットをサポートしています。 例えば、GISにおいてはVPstudioはカラー画像をサポートしています。 このカラー画像を自動ベクタ化のために、大幅にファイルサイズを減らす減色、色分解、又特定の色の抽出が可能です。HybridCADの特色の一つとして、対話型の(自動的)トレース機能があり等高線をトレースして特定のレイヤーにベクタ化できます。
Q2: デモ版 VP HybridCAD CD で何ができますか ?
A:
デモ版CDは販売用VP HybridCADと同じで全て種類のソフトウェアがパッケージされていますのでどの製品もインストールが可能です。 デモ版は全コマンドが使用可能ですが、選択し変換できる画像範囲は1,800 X 1,200ピクセル(はがき大サイズ)に制限されています。 チュートリアル及びマニュアルはPDFフォーマットでCD-ROMに含まれています。 これらのファイルを見たり印刷したりするためにAdobe Acrobat Readerも含まれています。 製品版のプログラムはハードロックキーなしでは作動しません。
Q3: 日本語OCRには対応していますか ?
A:
OCRは半角英数字にのみ対応しています。日本語OCRについては別オプションでご用意しております。
Q4: ラスタの画層分けはできますか ?
A:
現バージョン(Ver.7.0)以降は対応しています。
Q5:解像度変更はできますか?
A:
以下の手順で行って下さい(例:400dpiの図面を100dpiに変更する場合);
1. ラスタファイルを開く
2. プルダウンメニューから “オプション” → “一般設定” → “スキャナ解像度”のDPI欄に変更したい値を入力し確定
3. プルダウンメニュー “ラスタ” → “図面縮尺”から“等方向”を選択。
左側に4、右側に1と入力
4. エクスポートを選択して保存する
Q6:大型ラスタファイルをマージ又は回転させるとプログラムが強制終了するのは何故ですか ?
A:
VP HybridCADは、ラスタファイルのサイズに制限があります。 例えば2つのラスタファイルをマージ後、あるいは次の機能を呼び出した場合、このサイズを超えるとプログラムはフリーズしたり強制終了する場合があります。
注1) 処理可能なピクセル総数は64,000 X 64,000ピクセル(例:400dpiの図面で約高さ4m X 幅4m )です。
注2) 高さが64,000ピクセル以上(VPlite以外)の画像(例:400dpiで高さ8m X 幅2m)もロードは可能ですが、回転させるには高さ8m X 幅8mの領域が必要となりプログラムがフリーズまたは強制終了しますのでご注意下さい。
注3) VPliteは高さ又は幅いずれかの方向で16,000ピクセルが最大です。処理可能な総ピクセル総数は36メガピクセルです。
Q7:スタンドアロンタイプ(VPStudio/VPstudio mono/VPraster)で動作させた場合、ロードされたベクタファイル(DXF, DWG, DGN, CGM)のエンティティが無くなったり 正しく表示されなかったりするのは何故ですか ?
A:
スタンドアローンタイプでは、ベクタファイルに含まれている全てのベクタエンティティを扱うことはできません。 ロード可能なベクタエンティティを増やす様に努力します。 スタンドアローンタイプによって作成されたベクタファイルは情報のロスなしで再ロードすることができます。
Q8:ギリシャ人の絵は何を意味しているのですか ?
A:
ヨーロッパにおけるsoftelec社のVP展示会でコンサルタントがVPのソフトウェアをテストするためにギリシア神の図面を持ってきました。 それを完全に変換して、最初の営業に成功しました。 成功を祝うためにsoftelecのロゴとしてギリシアの神話のキャラクタを採用しました。
D:ハイブリッド編集
Q1 : ピクセルペンを使用してシングルピクセルを削除する方法は?
Q2 : ラスタ同士を合成することはできますか?
Q3 : 歪んだ図面を補正する機能はありますか?
Q4 : ラスタファイルに追記したベクタの「ラスタ化」がうまくいきません。(VPスタンドアローンタイプ)

Q1: ピクセルペンを使用してシングルピクセルを削除する方法は?
A:
ピクセルペン(メニュー: エンティティ-描画-ピクセル)を使用してモノクロ図面のシングルピクセルを削除することができます。
マウスの右ボタンを押しながらカーソルを動かしてください。
ペン幅編集フィールド内の値により、削除するピクセルの大きさを制御します。
Q2: ラスタ同士を合成することはできますか?
A:
2つのラスタファイルを一つのファイルに合成するマージコマンド(メニュー:ラスタ−マージ)を使用します。 最初にロードしたラスタファイルを起点に2枚目のラスタファイルを呼び出し合成します。 各オプションにより(モード/変更なし、移動、フィット、エッジカット)マージしたいラスタファイルのスケーリング、移動、回転などを行うことができます。
Q3: 歪んだ図面を補正する機能はありますか?
A:
ラバーシーティング機能を使用します。参照点を正確に配列することはGIS分野において欠かすことのできない機能です。
VPHybridCADでは全製品にラバーシーティング機能を搭載しています。
図面の尺度、原点、参照点間の距離等を入力するだけの簡単なオペレーションで迅速に歪んだ図面を補正します。
しかも参照点の数に制限はありません。多ければ多いほどより正確な補正が可能です。
Q4: ラスタファイルに追記したベクタの「ラスタ化」がうまくいきません。(VPスタンドアローンタイプ)
A:
「Raster」画層内で作図されたベクタがラスタ化の対象となります。現在画層が「Raster」に選択されていることを確認して下さい。
E:AutoCAD + RasterDWG
Q1 : RasterDWGはどのようなものなのですか?

Q1: RasterDWGはどのようなものなのですか?
A:
VPで変換または編集された図面をAutoCADDWGファイルとして、ラスタ画像を含め同一ファイル内でエクスポートしたものです。
通常DWGとラスタ画像を混在させるには別々に保存し(一方でベクタ、もう一方でラスタファイルを保存)アプリケーションロード時にこの二つのファイルをリンクさせるのですがこの場合、例えばリンクしているラスタを別のドライブに移動させたりあやまって削除してしまったときなどはラスタ・ベクタ混在ファイルとして正しく表示することができません。RasterDWGファイル形式では完全なラスタ・ベクタ混在ファイルとして保存することができるので上記のような問題を防ぐことができます。
更にAutoCADのみでVPHybrid製品がインストールされていないマシンにRasterDWGドライバをインストールすればVPで作成したRasterDWGファイルを全く同じ状態でAutoCAD上に表示することができます。
RasterDWGドライバはVPシリーズのCD内、Softelec社のサイトから簡単にダウンロードが可能です。
F:製品のアップデートについて
Q1 : 新バージョンをインストールしてアップデートコードを入力したら、ライセンスにア クセスできなくなってしまった。
Q2 : アップデートしたライセンスのセットアップ後、以前のライセンスにアクセスできなくなってしまった。
Q3 : デモ版でしか起動できない。その(1)
Q4 : デモ版でしか起動できない。その(2)
Q5 : プログラムを立ち上げるとパスワード入力画面が表示される

Q1: 新バージョンをインストールしてアップデートコードを入力したらライセンスにアクセスできなくなってしまった。 有効なコードを入力して下さいというメッセージがでて起動できなかったり、購入したライセンスへアクセスできない。どうしてだろうか?
A:
(1)前回発行されたアップデート/アップグレードコードをプログラムがチェックしていない可能性があります。 新しいコードがsoftelecファイル内の最新ドキュメント状況を参照しにいくため、ハードロックキーの正しい内部情報が欠けているのかもしれません。
ハードロックキーの再プログラムを行いますのでキーをお買い上げの代理店様まで送付してください。

(2)もうひとつの可能性として、コードの入力中のシーケンスが正しくないことが考えられます。お手持ちのフォームに1つ以上コードが記載されている場合、リストのシーケンスに対応するようにそれぞれ入力してください。つまり、左から右、上から下へ入力して下さい。コードを混同させるとライセンスへのアクセスが上手くいかないことがあります。
ハードロックキーの再プログラムを行いますのでキーをお買い上げの代理店まで送付してください。
発行されたコードを2回入力してしまうとそのコードは無効になります!ご注意下さい!
Q2: アップデートしたライセンスのセットアップ後、以前のライセンスにアクセスで きなくなってしまった。Version 6.5以上へのアップデートは正常に実行されました。しかし、以前使用していたバージョンを起動しようとしたらアクセス出来なくなっていました。
A:
1度ハードロックキーをVersion 6.5以上にアップデートすると、V6.5以前のバージョンを起動することはできなくなります。
アップデート/アップグレードコードを入力後は、これまでご使用頂いた旧バージョンソフトは使用できなくなります!ご注意下さい!
Q3: デモ版でしか起動しない。その(1) 
VPの新規バージョンをコンピュータにインストールしました。プログラムを起動後コードを入力するようメッセージが表示されたので現在のライセンスのシリアルナンバーを入力してしまいました。
その後、プログラムは製品としてではなく、デモモードでしか起動できなくなってしまった。?
A:
コードを入力すると、ハードロックキーは正常に機能しなくなります。この場合お客様のご負担によりハードロックキーの再プログラムを実行しなくてはなりません。このようなトラブルを避けるにはアップデートのご発注を頂き、個別に発行されるコードを使用して下さい。
Q4: デモ版でしか起動しない。その(2)
プログラムを立ち上げるとデモモードでしか起動できなくなってしまった。?
A:
対応策
(1).ハードロックキーがプリンタポートもしくはUSBポートにつながっているか確認する
(2).パソコンを再起動する
Q5:プログラムを立ち上げるとパスワード入力画面が表示される。?
A:
プリンタケーブル経由で、プリンタから印刷している場合 
→ プリンタの電源がONになっていることを確認して下さい。
ネットワーク経由で印刷している場合 
→ 購入先へお問合せ下さい。